Sambaでファイルサーバー構築

僕の現在のPC周りが、デスクトップにiMacWindowsタブレットiPadSurfaceという状況です。
 
MacからWindows(逆もあり)にファイルを送りたいときは、ドロップボックなどのオンラインストレージに保存するか、ファイルが大きいものはUSBメモリーで移動する形を取っていました。しかし、オンラインストレージは容量の問題もあるし、USBメモリは面倒臭い。だったら自前のファイルサーバーを構築してしまおうと思います。
 
ということで、今回Sambaを用いてファイルサーバーを構築して行きますので、備忘録として残しておこうかと思います。
 
 
1.Linuxのインストール
今回はCentOS7をインストールして、そこにSambaを入れ、ファイルサーバとして構築して行きたいと思います。
 
Linuxのインストールは各自でお任せします。
 
インストール後は一応、以下のコマンドでアップデートを行っておきましょう。
$ yum install update
 
 
2.Sambaのインストール
GUI環境ならターミナルを開いて以下のコマンドを入力します。CUI環境ならログインすればすぐにコマンドを打てる状態だと思います。
$ yum -y install samba
 
 
3.Sambaの設定
(1)続いてSambaの設定を行います。Sambaサーバーにアクセスするアカウントの登録です。以下のコマンドを実行してください。
        なお、’ユーザー名’の部分は、windowsからファイルサーバー(Samba)にアクセスする際に用いるログイン名になります。同時にパスワードの設定も求められるので、忘れないようにしましょう。
                $ useradd ’ユーザー名’
                入力例)$ useradd share
 
(2)ユーザー追加後は共有フォルダを作成しましょう。CUI環境の人は以下のコマンドでディレクトリを追加してください。GUI環境の方は右クリックでフォルダを追加しても大丈夫です。
                $ mkdir ’ディレクトリ’
                入力例)  $ mkdir /home/share/share
        Windowsなどからアクセスした際に読み書き込みできるように以下のコマンドでアクセス権限を与えておきます。
                $ chmod 777 ’ディレクトリ’
                入力例)chmod 777 /home/share/share
 
(3)続いてSamba設定ファイルの編集を行いますが、その前に設定ファイルのバックアップを取ります。以下のコマンドでバックアップを作成します。GUI環境の方はコマンドで複製を行わなくても大丈夫です。
                $ cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf_bk
 
                以下のコマンドでSamba設定ファイルの編集を行います。viの使い方については各自で調べてください。
                $ vi /etc/samba/smb.conf
 
変更箇所を一部抜粋
[global]
        unix charset = UTF-8
        dos charset = CP932
 
        workgroup = WORKGROUP ←wWindowsのワークグループ名を設定
        security = user
 
        hosts allow = 192.168.1. 127. ←アクセスを許可するIPアドレスを設定
 
最終行に以下を追加
[Share] ←Windowsなどからアクセスした際に表示されるファイル名
        path = /home/share/share ←(2)で作成したディレクトリのパス
        writable = yes
        guest ok = yes
        guest only = yes
        create mode = 0777
        directory mode = 0777
 
 
(4)Sambaの起動
        以下のコマンドでSambaを起動します。
                $ systemctl start smb nmb
        さらに以下のコマンドで、再起動時にもSambaが自動で起動するようにします。
                $ systemctl enable smb nmb
 
以上でSambaの設定は終了になります。Windowsエクスプローラもしくは、ファイル名を指定して実行(Windowsボタン+R)で以下のように入力します。
        ¥¥SambaサーバーのIPアドレス¥3.(3)で設定した最終行に追加した設定名
        入力例)¥¥192.168.1.100¥Share
 
SambaサーバーのIPアドレスがわからない方は、ターミナルから以下のコマンドを実行して調べてください。
        $ ip addr show
 
ログイン画面まで行かないという方はfirewallが原因として考えられます。とりあえず無効にして接続できるか試してみましょう。ターミナルから以下のコマンドで無効にできます。
        systemctl stop firewalld
 
正常にアクセスできたらログインを求められるはずですので、3.(1)で設定したユーザ名とパスワードでログインしてください。
ログイン画面まで行かない場合は、アクセス権限がうまく設定されていない可能性がありますので、3.(2)で設定したディレクトリの一つ上の階層にもアクセス権限を与えてください。
        入力例) chmod 777 /home/share
 
 
ログイン画面まで行くけど、ログインに失敗するという方は、もう一度3.(1)で追加したアカウント情報を確認してみてください。それでも失敗する方は、ファイル名を指定して実行(Windowsボタン+R)で以下のように入力します。
        secpol.msc
‘ローカルポリシー’->’セキュリティオプション’->’ネットワークセキュリティ LAN Maneger 認証レベル’ が ’NTLMv2 応答のみ送信する’かどうかを確認してください。なっていなければ変更してください。
 
Macからアクセスする場合は、finderの移動からサーバーへ接続(commandキー+K)でIPアドレスを入力して同様にログインを指定けばアクセスすることができます。
 
iPadからのアクセスする場合、Vidonというアプリからサーバーを追加すればアクセスできます。
 
セキュリティの観点からの設定は特に行っていないので、今後は気が向いたらその辺りもきちんと設定していこうと思います。